おはようございます。
2005年に建築物の偽造構造計算で
問題になった姉歯事件ですが、建築主が
建築確認を下ろした特定行政庁を相手に
損害賠償を請求しましたが、最高裁は賠償
責任を否定しました。
構造の設計者の書類を特定行政庁に提出して
特定行政庁が書類に問題がなければ建築確認を
下ろす事になるのですが、構造計算書は数百枚に
及ぶものです。その事を踏まえて司法の判断は
書類の一部に設計と異なる数値を見つけられなくても
職務での注意を怠ったとは言えないと結論を
出したようです。
計算の根拠は建築士が建築基準法関連規定に基づいて
した事を前提と審査するので、それが虚偽かどうかまでは
審査しないという感じです。
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